pH･水質分析計統合ブランドLAQUA 第2弾

現場測定対応の超小型水質測定器　
pHや導電率にナトリウム･カリウム･硝酸イオン計など一挙10機種を発売

当社は、野菜やみそ汁から土壌など水分中のイオン濃度を測る、スプーンタイプの超小型水質測定器シリーズ『LAQUAtwin(ラクアツイン)』7モデル10機種を9月1日に一斉発売します。
昨年発売した卓上型に次ぐ、水質分析計ブランド"LAQUA(ラクア)"(*)の第2弾です。
機種は、pH(2機種)、導電率(電気伝導率)、ナトリウムイオン、カリウムイオン、硝酸イオン(3機種)、カルシウムイオン、塩分と多彩な品揃えで現場測定ニーズをサポートします。
手のひらサイズと小さく軽く電池駆動、わずか1滴で測れる本シリーズは、どこででも測定できる一人一台のパーソナルタイプの測定器です。幅広い分野での水質の基本項目のpHや導電率チェックはもとより、4種類のイオン測定で農業分野では土質管理や野菜の成育診断に、塩分計は料理の塩分指導やコントロール時のチェッカーとしてお使いいただけます。

国産初のガラス電極式pHメーターを皮切りに各種実験室向け水質計を開発してきた当社は、測定成分だけでなく形状もさまざまな機種を提供しています。屋外で即データがわかる小型の測定器のニーズに対し、25年前に世界初の平面センサー搭載のカードタイプ測定器<カーディ>シリーズ、その3年後にスティックタイプですくい取り測定ができる<ツイン>シリーズを開発。「現場に飛び出した実験室」としてパーソナルユースの現場対応の超小型測定器を提供してきました。

LAQUAtwinについて

これら従来製品2シリーズをひとつに統一しさらにカルシウムイオン計を新たに追加し、７モデル10機種でご提供するのが、昨年卓上型で立ち上げた当社のpH･水質分析計の新ブランド「LAQUA(ラクア)」の第2弾となる『LAQUAtwin(ラクアツイン)』シリーズです。
本新製品シリーズは、基本的性能は従来製品と同等ですが、試料に含まれるpHや導電率といった基本項目の他に、塩分をはじめカルシウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、硝酸イオン濃度を、わずか1滴の試料(0.3ミリリットル)で測定できます。測定部にある試料をいれて、測定ボタンを押すだけで、イオン濃度を示す単位のppmレベルの測定結果を簡単に提供します。
<ラクアツイン>シリーズは、従来品の葉野菜の苦味を示す硝酸イオンの測定に加え、栄養成分表示でも表記される塩分やナトリウム、カルシウムなどを測定できます。みそ汁や漬物などの料理の塩分やミネラル成分を測定することができ、日常的な健康管理に役立てられます。また、農地では作付けに適した土づくりや天災や気象状況などが原因で塩害が及んだ農作地での除塩作業で、現場での迅速な土壌診断にも役立てられます。新たに追加した4機種に、初めて防水仕様を施しており、農地や調理場などの水作業が多いところでも、気軽に安心して測定できます。
1950年、国産初のガラス電極式pHメーターを開発し常に新たな技術で業界をリードしてきた当社として、ユーザーの使い勝手の良さと信頼性を第一に考えた　水質分析を統合したブランド　「LAQUA(ラクア)」シリーズを、今後引続き充実させていく計画です。
(*)あなたの思いに柔軟に応えたい、という思いがこめられたラテン語で『水』を意味するpH水質分析計の統合ブランド

希望販売価格

2万2,000円(pH計)～4万5,000円(土壌用硝酸イオン計)(税別)

主な特長

1. 業界最小でビーカー要らず、微量測定できる
   業界最小の電極/本体一体型のイオンメーター。測定部に微細な電極を採用し、一滴ほど(0.3ミリリットル)の量で測定できます。
2. 多様な測定ニーズに対応
   1. 希少な試料の"微量測定"
   2. 実験室でビーカーに浸けて"浸漬測定"
   3. 川から水をすくって"すくい取り測定"
   4. 食品など水分があれば"固形物ダイレクト測定"
   5. 土壌抽出液　　をセンサー上でろ過する"ダイレクトろ過測定"

用途例

 主な仕様

LAQUAtwinシリーズ 機種一覧