*国立大学法人東京大学大学院
理学系研究科附属 フォトンサイエンス研究機構
赤外分光法はマイクロプラスチックの同定に利用される標準手法であるが,フーリエ変換赤外分光法(FTIR)や顕微FTIRといった従来の技術には,それぞれ性能上の限界が存在する。従来のFTIRでは,計測スループットが毎秒100スペクトル程度に留まるため,高スループット計測には適していない。また,従来の顕微FTIRでは空間分解能が数マイクロメートルに限られ,微細なプラスチックの計測が困難である。我々は,超高速赤外分光法および超解像赤外顕微鏡を開発し,これらの技術的制約を克服することに成功した。これらの新技術は,マイクロプラスチックの大規模計測やナノプラスチックの検出を可能にする新たな道を切り拓くものである。
