HORIBA グループで生まれた数々の独創的な技術や知的財産( 以下, Intellectual Propertyの略語として「IP」ともいう)が事業の推進力となってきた。技術開発とその成果たる知的財産がHORIBAブランドの本質的な要素であり, HORIBA Group IP World Cup(Figure 1)は,HORIBA Group is One Companyの精神のもと,事業を牽引する技術・知的財産をグループ全体で賞賛し, 次なる成長の起爆剤となる技術・知的財産の創出をさらに奨励していくことを趣旨として創設された。
第13回HORIBA Group IP World Cup*1では, 海外を含むHORIBAグループの開発拠点で選考された13件の応募があり, 株式会社堀場製作所およびHORIBA MIRA Limitedの「HORIBA Intelligent Lab – Digitalisation of Propulsion System Development for Emissions Compliance」に関する論文がGold Awardを受賞した。
この知的財産は, シミュレーションモデルと実車両による試験とを組み合わせたデジタルツイン技術*2を用いることで, 車両の路上走行試験を効率的に実現するものである。複雑化する車両開発において, 実機を用いた試験にかかる時間を減らすことで, 作業効率を高め開発工数削減に貢献するものであり,今後のHORIBAグループのエネルギー環境分野の事業をけん引する技術として以下に紹介する。
