PM2.5自動成分分析装置PX-375を用いた大気環境DXの実践例

山口 佳津紀* | |   技術論文

*株式会社堀場製作所

大気環境の監視は環境保全や健康被害防止の観点から継続的に行われており,主に窒素酸化物やオゾンの監視が中心だったが,近年では粒子状物質(PM)やそこに含まれる重金属による健康影響への関心が高まっている。従来の粒子状物質の成分分析手法は,試料前処理や専門知識を要し,リアルタイム性に課題があった。これに対し,「PX-375」と「Eco-WEB」を活用したモニタリング手法とデータ活用手法を提案する。PX-375は粒子状物質中の含有元素を短時間で連続測定可能であり,Eco-WEBはデータのリアルタイム収集・解析を実現する。これにより迅速かつ効率的な環境監視が可能となり,工業地域や製造業における環境負荷低減に貢献することが期待される。