HORIBAは、「はかることの大切さ」や「科学のおもしろさ」を多くの子どもたちに伝えたいというおもいのもと、「はかる」と「わかる」をテーマに、身近なものを科学実験に取り入れた体験型授業を実施しています。
2026年3月10日に、スーパーサイエンスハイスクールの指定校である埼玉県立松山高等学校の化学部・生物部の生徒の皆さんを対象に、pH(ピーエッチ)に関する出前授業を実施しました。
当日は、pHやpH計の基礎について学んだ後、学校で所有されているHORIBAのpH計を用いて、生徒の皆さん自身に測定実験に取り組んでいただきました。
実験に先立ち、標準液と校正の重要性について説明し、実際に標準液を用いた校正も行いました。校正することで、正しい測定値が得られる状態に装置を整えることの大切さや、精度管理の考え方について理解を深めていただきました。
実験は、課題を立てる・情報を集める・整理、分析するという探究活動のプロセスを踏まえて行いました。
①サンプル(ペットボトル飲料)のpHを予想する、
②サンプルの包装ラベルから情報を読み取る、
③サンプルのpHを測定する、
④結果の理由を考察する
という手順で進めました。
生徒の皆さんには、これまでの経験や味の印象、原材料などを手がかりにpHを予想してもらいましたが、包装ラベルからはなかなかヒントが見つからない場面もありました。
それでも、楽しそうに実験に取り組む様子や、予想と異なる結果に驚きながら考察を進める様子が見られ、主体的に学んでいる姿が印象的でした。
また、pHは健康な生活とも関わりが深いことから、大腸・腎臓・口腔内など体内で起こる現象(病気)とpHの関係にも触れ、化学だけでなく生物とも密接に関係していることを学んでいただきました。
HORIBAは今後も、次世代を担う子どもたちに科学の魅力を伝える取り組みを通じて、子どもたちが社会課題を自分ごととして理解し行動できる力を育て、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。本講座を受講した生徒の皆さんが、将来、科学の発展を支える人財として活躍されることを期待しています。

