ラマン分光装置アクセサリー
HORIBAラマン分光分析装置 共通アクセサリ
- 粒子分散ユニット

従来、スパーテルなどでの粉末分散作業は凝集しがち

- 二次電池用In-Situセル

<リチウムイオン電池正極のin-situ分析例>
Liイオン電池では、充放電に伴い、Liイオンが正極と負極間を行き来します。放電状態では、リチウムはLiCoO2の形態で正極に存在しますが、充電とともに負極側へ移動し、負極活物質であるカーボン(グラファイト)の層間に入ります。
正極側の反応・・・LiCoO2 ⇔ Li-1-xCoO2+xLi++xe-
- マルチパスセルホルダ 「Macro CH」

顕微鏡では測定しにくい液体を簡便に測定するユニットです。標準で10 mm ×10 mmセルホルダーが装着可能で、高感度にラマンスペクトルを取得することができます。また、90℃方向にレーザーパスを曲げることで、対物レンズの下に置けないような固体サンプルも簡便に測定することができます。
- 加熱冷却ステージ

標準の測定ソフトから加熱冷却ステージをコントロールできるため、任意の温度での自動測定が可能です。ラマン顕微鏡ステージに直接つけられます。試料ステージだけを動かすことも可能です。
<温度範囲>
TYPE1:-190℃ ~ 600℃
TYPE2:室温~1500℃
- 波数校正用対物ユニット 「Standard PRO」

対物レンズと標準サンプルがセットになった波数校正専用対物レンズです。フォーカスを合わせる手間がいらず、誰でも容易かつ確実に測定することが可能です。
- 偏光ユニット

励起レーザーの偏光方向をそろえ、偏光測定をすることが可能です。半導体分野などにおいて結晶方位のラマンを測定することができます。
- ファイバープローブ 「SuperHead Fiber Probes」

SuperHead光ファイバプローブは、In-situで非破壊で化学分析を行うことを可能にする高効率ラマンセンサです。浸漬型、高温/高圧型、カメラ搭載型があります。
LabRAM HRシリーズ 専用アクセサリ
- 透過ラマン

透過ラマン法は、広い面積にレーザーを照射し、試料内部を透過したラマン散乱法を検出する測定法です。表面コート材などの影響を小さく抑えて試料全体の成分分析を反映したスペクトルが得られます。医薬品錠剤などの成分分析に適しています。
- 超低波数ラマンモジュール

超低周波(ULF)モジュールは、10cm -1~の測定が可能になります。同時に多数のサンプルを測定可能なLabRAM evolutionと組み合わせ、数秒または数分で測定結果を得ることができます。さらに、ストークスおよびアンチストークススペクトル特性を同時に測定できます。超低周波ラマンは、医薬品の多形体またはカーボンナノチューブから重金属のハロゲン化物および半導体まで、さまざまなサンプルタイプに関するラマン分光情報を取得することができます。低周波数モードは、構造変化、格子構造の微妙な変化、さらには気体の原子間結合の情報を取得可能です。
- 光ピンセット 「CaptuR」

光ピンセットは、集光されたレーザービームの焦点付近で強い電場勾配によって引き起こされる力を使って焦点面に粒子や細胞を固定するため、その状態で共焦点ラマンや蛍光などの顕微鏡測定を行うことが可能です。
- 環境補正ユニット 「Sample Ref」

Sample-Refは、環境変化(室内温度ドリフトなど)の影響を受けたデータを簡単に補正することができます。非常に高いスペクトル精度を示すことが可能なため、微小な波数シフト測定(半導体応力/歪み、グラフェンなど)に有効です。 LabRAM HR Evolutionのオープンスペース(FSM)直立顕微鏡に簡単に取り付けられます。
他にも、様々な測定に対応するためのアクセサリを多数ご用意しております。お気軽にお問い合わせください。