3Dイメージングから活性ゾーンの端にある浅いトレンチ(溝)に機械的応力が作用していることがわかりました。
Siにかかる応力とラマンピークシフトには線形的な相関があります。
M.Komatsubara,T.Namzu,Y.Nagai,S.Inoue,N.Naka,S.Kashiwagi,K.Ohtsuki :Jph.J.Appl.phys.48(2009)04C021
カソードルミネッセンス(CL)イメージの欠陥の位置とピークシフト変化の位置が一致することから、CLイメージで見えないウェハ内部の欠陥もラマンピークシフトから予想できます。
Siバンド強度が強い(=膜厚が厚い)部分に応力が集中することが判明しました。
Tip in時のスペクトルをピーク分離したところ、Siピーク(520.48cm-1)からシフトしたピークが検出され、応力(歪み)が存在することが推定できます。
顕微ラマン分光測定装置
原子間力顕微鏡(AFM)-ラマン分光統合装置