Fluorescence

高感度蛍光分光

高感度蛍光分光装置

HORIBAグループは世界のジョバンイボンの分光技術とフォトンカウティング法を採用することにより高感度を実現しています。蛍光分光光度計FluoroMax Plusは汎用性の高い高感度蛍光分光装置です。検出器を2台搭載することができ、紫外から近赤外領域までの発光スペクトルを取得可能で、発光寿命測定機能も拡張可能です。扱いやすい操作体系のソフトウェア「FluorEssence」と、拡張性の高い充実のオプション群で、さまざまな測定に的確に対応可能です。 蛍光分光測定装置Nanologは、コンポーネント組み合わせタイプの蛍光分光測定装置です。感度・波長範囲・時間分解能・迷光除去・温調・偏光測定など目的に見合った各種コンポーネントを自由に選択できるため、フレキシブルなシステム構築が可能です。しかも一体型の蛍光分光光度計と同様に一つのソフトウェアで装置を制御し容易に使用できます。 Nanologシリーズは長年先端研究で使用されてきたFluorolog-3の兄弟機種として、世界の科学技術の発展に貢献しています。 そのFluorolog-3の後継機種として蛍光分光測定装置Fluorolog-QMがレパートリーされています。この機種はFluorolog-3シリーズの光学系などをさらにブラッシュアップし、感度・波長分解能などをグレードアップしました。発光波長範囲も大幅に延長され、5μmを超える波長の発光をとらえることができる仕様も提案可能です。りん光測定についても従来近赤外領域は高額な光電子増倍管を使用する必要がありましたが、SSTD方式の採用によりフォトダイオードでもりん光測定が可能です。この装置をご使用頂くことにより、従来の蛍光分光装置で諦められていた分析に一石を投じたいと考えています。

<オプション>
 

  • 高輝度励起光源
  • りん光測定機能
  • 近赤外用検出器
  • 発光寿命機能
  • 量子収率用積分球
  • 表面測光光学系
  • 低温・高温測定対応温調機
  • 偏光測定機能
  • 光ファイバ光学系 など
    (Nanologシリーズはアレイ検出器を搭載可能)

アプリケーション

高感度測定~低濃度フルオレセイン

fMレベルの低濃度フルオレセインのピークを確認

近赤外測定

紫外~近赤外まで1台の装置で測定可能

蛍光偏光を測ることで、大きな分子に結合している小さな分子の回転ブラウン運動における変化を観察することができます。小さな分子は大きな分子よりもゆっくりと運動すると考えられます。蛍光偏光はタンパク質および核酸に結合している蛍光リガンドを観測する際などに一般的に用いられます。

蛍光寿命測定

100psを切る蛍光寿命を測定可能<測定装置:FluoroMax Plus>

ローダミン6G(メタノール中)の発光減衰曲線。高濃度ではホモダイマーとトリマーが形成され、自己消光が発生。低濃度では、homo-FRET による75 ps の発光寿命を確認。

低温測定~クロロフィル

分子運動を凍結することでブロードなスペクトルバンドを先鋭化したり、励起三重項状態を長く保持したい場合には、サンプルを液体窒素温度まで冷却するオプションが有効です。液体窒素デュアアセンブリは、合成石英製デュアを試料室内の専用サンプル台に設置して、液体窒素を重点したデュア中にサンプルを浸漬して冷却します。またクライオスタットを搭載することもでき、液体ヘリウム温度から数百度までの高温までサンプルを温調して測定することも可能です。

FluoroMax Plus
FluoroMax Plus

近赤外蛍光分光光度計

NanoLog
NanoLog

モジュール型近赤外高速蛍光分光光度計

Fluorolog-QM
Fluorolog-QM

蛍光分光測定装置

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