高濃度低粘度セルユニット

原液(希釈なし)または原液に近い状態で測定できます。

高濃度サンプルにおいても希釈などの前処理の必要なく測定。

溶媒に分散された粒子の原液での分散状態を知る上で、原液または高濃度での粒子径分布(粒度分布)測定は、簡便かつ有効な手段です。レーザー回折散乱式粒子径分布測定装置 Partica LA-960V2 高濃度測定用セルは、高濃度サンプルにおいても希釈などの前処理の必要なく測定が可能です。サンプルの粘度に適したセルをラインアップしています。

事業セグメント: 科学
製品分類: 粒子計測装置
製造会社: HORIBA, Ltd.

アプリケーション例

  • 極力希釈をしないで測定したいインク、塗料・顔料
  • 二次電池の正極材、負極剤など
  • 高粘度樹脂やポリマーに分散された微粒子

 

高再現性を保つ光学系

高濃度試料の場合は粒子が固定された状態で測定するため、時間をかけて測ってもサンプリングした粒子のすべての情報が得られるわけではありません。したがって、なるべく大きな領域を測定できることが重要となります。LA-960V2の高濃度セルは、LA-960V2の大口径レンズによる大きな測定面積を最大限に活かす形状をしており、固定された試料の測定においても、測定の再現性を高める工夫がされています。

 高濃度・低粘度セル高濃度・高粘度セル(ペーストセル)
型式LY-9609

LY-9504

試料粘度低粘度~中粘度中粘度~高粘度
光路長スペーサで正確に設定可能
1~500um
マイクロメータで調整可能
代表アプリケーション濃度依存性の測定磁性粒子の測定
光路長を変化させることで、濃度を振って試料の測定が可能です。希釈倍率ごとの凝集状態の解析ができ、凝集性の分析が行えます。高粘度のシリコンオイルに磁性粒子を練り混ぜることによって、凝集を強制的に剥がすことができます。この状態で測定することにより、一次粒子の粒子径測定が可能です。
  • 極力希釈せずに測定したいインク・塗料・顔料・エマルション
  • 二次電池の正極材・負極材など
  • 濃度による凝集状態変化の観察など
  • 高粘度試料やポリマーに分散させた微粒子
  • 磁性粉体: 高粘度オイルに分散させ、再凝集を防いで測定可能。

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