ミニフロー・小容量循環システム

試料の分散媒量35 mLでのフロー式測定が可能。分散媒に有機溶媒を用いる際にお薦めです。

  • 1回測定あたりの溶媒量が約35mL
  • 溶媒注入~洗浄~廃液までが全自動で安全
  • 工具なしでオプションのワンタッチ交換可能
  • 測定レンジ:0.01〜1000 μm、有機溶媒対応
事業セグメント: 科学
製品分類: 粒子計測装置
製造会社: HORIBA, Ltd.

アプリケーション例

  • 顔料や塗料材料、文房具用インクなど、有機溶媒に分散させた試料
  • 医薬品や食品・染料など水に溶解しやすい、有機溶媒に分散させた試料
  • 燃料・潤滑油など、オイル系溶媒に分散させた試料

溶媒として、水系と有機溶媒系の両方を用いるときにも、ミニフローユニットを使用することが非常に有効です。 溶媒の種類を切り替える際には、コンタミを避けるために十分に循環系の洗浄(リンス)を行う必要があります。 特に、水系から有機溶媒系に切りかえる際は、完全に残留する溶媒がなくなるようにするために、 多大な時間と大量の溶媒を使用します。

ミニフローユニットを用いれば、水系をLA-960V2付属の循環系で循環させて測定し、 有機溶媒系で測定する際はミニフローユニットの循環系を用いて循環させて測定することができます。 こうすることで、水系と有機溶媒系の循環系を全く別の流路としつつ、同じ光学系を用いて測定することができ、 洗浄時間の短縮や洗浄用溶媒の削減に加えて、溶媒の差異による粒子径の変化などの把握にも役立てることができます。 また、有機溶媒での測定をミニフローユニットを用いることで、測定に使用する溶媒量を減らすこともできます。

型式LY-9502
測定範囲0.01~1000 µm
測定時間試料注入から洗浄まで、わずか60秒
測定方式フローセルによる循環式
試料量約0.2mg〜1.0g(試料の粒径、密度により異なる)
分散媒35〜55 mL

 

循環システム

超音波プローブ40kHz、7段階出力制御、チタン合金製
遠心ポンプ15段階の速度制御
注入ポンプテフロンダイアフラムポンプ
その他、流体に接触する材料テンパックスガラス、SUS316、チタン合金(超音波探触子)、テフロン、パーフルオロエラストマー

 

環境条件

温度15~35°C
相対湿度85%以下、結露しないこと
電源120V AC+10% or 230V AC+10%, AC 50/60Hz+1%, 120VA

お問い合わせ

* 項目は必ずご記入ください。

HORIBAグループ企業情報