
微細化のニーズに応えるため、100 nm以下の粒子径範囲で感度を向上
レーザー回折/散乱式では、業界トップクラス※1の高精度測定(標準粒子の規格から±0.6%以内)とワイドレンジ(10 nm~5 mm)を継承しつつ、光学システムの改良を重ねることで、さらに高感度化しました。これにより、ナノ粒子の粒子径分布と、極めて少量の粗大粒子の把握が求められる半導体製造向けの研磨剤などの品質管理向上にも寄与します。
※1 当社調べ(2024年8月1日時点)
【混合粒子の粒子径分布】100 nm以下のナノ粒子を高感度に捉える

動的画像解析式では、1ピクセルあたり最小0.24 μmという高い解像度を備えており、1 μm未満から数mmまでの粒子の形状を精細に捉えます。

毎秒約10,000個の粒子画像を取得し、そのすべてを一粒子ごとに解析し、長径、短径はもちろん、アスペクト比や円形度など、30種類以上※2の形状に関するパラメータで解析できます。
※2 試料条件に依存
【撮影画像例】測定が困難な凝集状態の粒子形状、泡の混入まで正確に把握

さまざまなカスタマイズができる操作性や拡張性を極めたプラットフォーム
操作性や拡張性の高いプラットフォームを構築しました。遠隔操作や自動化、医薬品業界などで求められるデータインテグリティ対応をはじめ、お客様のさまざまなニーズにお応えします。また、モジュール設計を採用することで、ハード面でのカスタマイズ性を高めるとともに、製品メンテナンスにおけるお客様の負荷を軽減します。
ソフトウェア | - データマネジメント
- 自動化(ロボットアームと連動)
- タブレットで操作
- 遠隔コントロール
|
ハードウェア | - オンライン化
- オートサンプラー
- 多様な測定セル
- 大容量化(標準の試料量から最大5倍まで対応)
|
【アプリケーション】
- 医薬品の吸収効率や生産性に影響する粉体の流動性の解析
- 医薬品や食品などの水に溶けやすい試料の解析
- 電池材料など高濃度の試料の解析
- 半導体製造向け研磨剤などで求められる、ナノ粒子の粒子径分布と数ミリメートル粗大粒子の把握
