Ultima Expert

Ultima Expert HORIBA

ICP発光分析装置

高い性能と操作性を実現したシーケンシャル型ICP発光分析装置の究極形

高分解能分光器を内蔵し、ファーネス原子吸光の感度にも劣らない程の高感度で測定できます。また、測光方式は試料中のマトリックスに干渉されにくいラテラルで観測しているので、高塩濃度試料に最適です。

最高の技術を誇るUltima Expertシリーズの分解能は0.005nmです。プラズマ中のスペクトル線の自然幅は波長や元素の種類にもよりますが0.003nm程度であるため、分離できるぎりぎりまで分離していることになります。このような分光器を使うことで、スペクトル干渉を受けにくく感度の増加を実現しました。

事業セグメント: Scientific
製品分類: ICP発光分析装置
製造会社: HORIBA France SAS
  • 安全機構を備えたスマートフードカバー

  • 実質分解能:0.005nm

  • 測定波長範囲:160〜800nm
    オプションで120nmから測定できますのでCl、Brの分析も可能です。

  • ラテラル観測で最高の検出限界が得られます。

  • スペクトル干渉の少ない高分散分光器です。

  • HDD 検出システムによる広いダイナミックレンジ。(5×1010)

  • シースガスシステムによる高塩濃度試料の安定分析(NaCl 30%溶液)、アルカリ金属の高感度分析。

  • 専用分析ソフト Image Navigator
    【半定量分析ソフト】2分で全スペクトルの測定ができます。
    【定量分析ソフト】測定者の熟練度によらず複雑なマトリクスでも基本条件を理想的な状態に設定できます。

標準構成

高周波電源ソリッドステート、水冷式、 40.68 MHz
測定波長範囲160 ~ 800 nm(オプションで 120 nm ~)
分光器焦点距離: 1.0 m
グレーティング(回折格子):2400 本/mm
分解能120 ~ 320 nm: 0.005 nm (2次光)
320 ~ 800 nm: 0.010 nm (1次光)
プラズマトーチ部完全分解型、内径 3 mm のアルミナインジェクタおよび石英管を使用
試料導入系ガラス製同軸ネブライザおよびサイクロン スプレーチャンバ、ペリスタポンプ(3連式)

オプション

装置■ デュアルグレーティング
120 ~ 450 nm: 0.006 nm (4320 本/mm)
450 ~ 800 nm: 0.010 nm (2400 本/mm)
■ ハロゲン分析キット: 120 nm からの分析
アクセサリ■ AS-500 オートサンプラ: オプションのリンスステーションが付属
■ アルゴンガス加湿器
■ 高機能型試料導入系: 有機溶媒、フッ化水素酸、高マトリックスなどの試料に対応
■ 水素化物発生システム

環境要件

外形寸法 [W x D x H]1696 x 698 x 604 mm
質量205 kg
電源単相AC  200V 30A 、50-60 Hz、4 kVA
周辺環境湿度: 20 ~ 80 %、温度: 18 ~ 24°C ± 2°C
アルゴンガス純度 99.995 % 以上
窒素ガス160 ~ 190 nm、純度 99.999 % 以上
120 ~ 160 nm、純度 99.9995 % 以上
排気ダクト排気量: 250 m3/h 以上

Ultima Expert は、標準構成のほかに LT バージョンもお求めいただけます。
システムによって構成・オプションが異なります。詳細はお問い合わせください。 

※ 注意事項: ICP発光分析装置を使用するにあたり、総合通信局(長)への届出が必要です。

 

 

 

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