XploRA™ PLUS

ラマン顕微鏡

ラマン顕微鏡XploRA PLUSは、高い操作性を持つ、共焦点顕微ラマン分光装置です。コンパクトなボディにラマン分析で必要な機能を凝縮しました。サブミクロンスケールの空間分解能を持ち、ポイント分析だけでなく、モータステージとの組み合わせによりマッピング測定が可能です。品質管理の現場から研究・開発用途まで、広い分野のお客様に採用いただいています。

事業セグメント: 科学
製造会社: HORIBA France SAS
  • 共焦点光学系を採用した高い空間分解能
  • グレーティング4枚内蔵
  • レーザー 自動切り替え
  • オートキャリブレーション
  • レーザー クラス1対応
  • 高速マッピングSWIFT対応
  • 偏光測定対応
  • 様々な顕微鏡オプションに対応
    明視野・暗視野・微分干渉・偏光・透過観察・蛍光イメージ
  • EMCCD 搭載可能
  • AFMとのコンバインが可能

アプリケーション

シリコーン樹脂を3Dマッピング

シリコーン樹脂を3Dマッピング

シリコーン樹脂中のフィラーの種類・分布は樹脂の性能に大きく影響します。ラマンスペクトルの異なる部分を色分けすることでフィラーの分布状態を可視化することができました。


酸化グラフェンのTERSイメージング

CNTなどのナノマテリアルにおいて、局所的な構造を解明することが求められています。
AFM 顕微ラマン統合装置を用いた TERS分析により、回折限界を超える空間分解能(数十nm ~)でのラマン測定が可能です。

▶関連アプリケーションはこちら

搭載可能レーザー 532nm、638nm、785nm(最大3本。その他の波長はご相談ください)
ステージ  電動もしくはマニュアル
検出器

CCD検出器(EMCCD検出器も搭載可能)

粒子解析機能自動粒子解析システム Particle Finder
オートフォーカス機能全焦点データ自動測定システム ViewSharp

動脈硬化過程解明へ向けたコレステロールならびに脂肪酸のモニタリング
動脈硬化過程解明へ向けたコレステロールならびに脂肪酸のモニタリング
心臓発作や脳卒中を引き起こす血栓症は、動脈硬化が進み、血管壁に生じた動脈硬化巣(プラーク)が血管壁に形成されることで引き起こされますが、その形成過程解明のため、ラマン分光を用いてマウス大動脈壁のコレステロールと脂質を分析した事例を紹介します。
臨床診断へ向けたラマン分光法による微生物判別アプリケーション
臨床診断へ向けたラマン分光法による微生物判別アプリケーション
微生物検査では、菌種判別に要する時間の短縮が求められています。本アプリケーションではラマン分光法による微生物と酵母のコロニーの判別事例を紹介します。
錠剤表面の化合物分布評価
錠剤表面の化合物分布評価
錠剤中の有効成分(API)および賦形剤の分布をラマン分光分析でイメージングした事例を紹介します。
フィルムの分子配向性評価
フィルムの分子配向性評価
励起レーザーの偏光方向を変化させてラマン分光測定し、スペクトル強度を比較することでフィルムの延伸工程におけるフィルムの分子配向性の評価事例を紹介します。フィルムの分子配向性の評価が非破壊、非接触で簡便にでき、延伸工程の最適化に活用できます。
リチウムイオン電池の研究開発・製造プロセスにおける分析評価
リチウムイオン電池の研究開発・製造プロセスにおける分析評価
リチウムイオン電池の研究開発・製造プロセスにおける劣化要因の解明に有用な分析手法について、電極板やセパレータの元素分布、結晶性評価、化合物分布などの観点からそのアプリケーションを交えて紹介します。

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