高出力レーザー搭載のSZ-100V2を用いた金ナノコロイドの粒子径測定

ナノ粒子解析装置SZ-100V2を用いた金ナノコロイドの測定事例を示します。ここでは、高出力レーザーを用いることによって信号強度が上がり、自己相関関数が安定して得られ、再現性良く測定できるようになった事例を紹介します。
ハイパワーレーザ(100mW)モデルをラインアップ
デュアル光学系の採用に加え、ハイパワーレーザの搭載により、従来モデル(SZ-100)比で約15倍感度が向上しました。これにより、濃度が薄い試料や散乱光強度が弱い粒子でも、精度・再現性よく測定できるようになりました。

HORIBA独自の高精度・高速コリレータ搭載と、低迷光90°光学系の採用により、シングルナノ粒子の高精度測定を実現しました。

免疫グロブリンG(IgG)が60℃の条件下で経時的にオリゴマー化(凝集)していく過程を測定できました。

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| SZ-100 | タイプ名 | 粒子径 | ゼータ電位 | 分子量 | ハイパワーレーザ |
| S2 | 〇 | 〇 | |||
| Z2 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
| HS2 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
| HZ2 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 測定原理 | 粒子径: 光子相関法 |
| ゼータ電位: 電気泳動レーザドップラー法 | |
| 分子量: 静的光散乱Debyeプロット | |
| ゲル測定 : 光子相関法 | |
| 測定範囲 | 粒子径: 0.3 nm ~ 10 μm (直径) |
| ゼータ電位: -500 mV ~ +500 mV (粒子: 2.0 nm~100 μm*1) | |
| 分子量: 1000 ~ 2 x 107 (Debyeプロット)、540 ~ 2 x 107 (MHS式*2) | |
| ゲル測定 : 0.3nm~10μm(網目サイズ) | |
| ゲル・粒子径測定角度 | 90° および173° (ただし、試料濃度による) |
| 使用可能分散媒 | 水、エタノール、有機溶媒(ただし、セル材質による) |
| サンプルセル | キュベットセル(粒子径・分子量・ ゲル )、電極付きセル(ゼータ電位) |
| 測定時間 | 粒子径測定 :通常約2分(粒子径測定時、測定開始から結果表示まで) |
| ゼータ電位:通常約2分(粒子径測定時、測定開始から結果表示まで) | |
| ゲル測定:通常約20分(粒子径測定時、測定開始から結果表示まで) | |
| 測定部光学系 | 光源: 半導体励起固体レーザ 532 nm 10 mW、または 100 mW |
| 検出器: 光電子倍増管(PMT) | |
| ホルダ温度温調設定温度 | 0~90℃(プラスチック製セルおよび電極付きセルは70℃まで) |
| レーザクラス | クラス1 |
| pHコントローラ(オプション) |
|
| データ処理・操作部 |
|
*1: 試料に依存します
*2: Mark-Howink-Sakurada式より算出(試料に依存します)
| ゲル解析ユニット | ![]() | 動的光散乱法を用いて、ゲルが持つネットワーク構造の網目サイズの分布を簡便に測定できます。 |
| pHコントローラ | ![]() | 試料のpHを自動調整するためのアクセサリです。粒子径やゼータ電位の変化やその安定性評価に最適です。 |
| サンプリングセル | ![]() | 試料量や溶媒に応じて選択できます。 |






