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粒子軌跡解析法と動的光散乱法を用いたsiRNAリポプレックスの粒子解析①
siRNAリポプレックスは、RNA干渉(RNAi:RNA interference)による治療薬やmRNAワクチンのモダリティとして注目されています。siRNAリポプレックスは、リポソームとsiRNAの複合体であり、通常は負電荷のsiRNAと正電荷のリポソームの複合体として形成されますが、siRNAの添加により凝集体が形成されます。
粒子軌跡解析法(PTA)と動的光散乱法(DLS) はどちらもナノサイズの粒子径を測定する手法ですが、粒子径の算出原理が異なるため、同一試料において異なる特徴を見出すことが可能です。
本アプリケーションノートでは、siRNAリポプレックスの凝集測定においてPTAとDLSの2つの手法を用いることで、複雑なsiRNAリポプレックスの凝集現象を解析した事例を紹介します。
ナノ粒子径分布・濃度測定装置