金ナノロッドの粒子径分布測定

金ナノロッドは棒状の金ナノ粒子です。金ナノロッドの特長は、異方的な形状に由来する短軸方向と長軸方向の2つの表面プラズモンバンドを持ち、アスペクト比を調整することで、吸収波長がシフトします。この特長を活かし、検査キット用呈色材、センシング材料、バイオマーカー、DDS研究材料、光熱変換材料、増感剤などに利用されています。ただし、一般的に粒度分布計では粒子が球状として粒子径を算出するため、棒状粒子の粒子径測定では形状を考慮した計算が必要です。

本アプリケーションノートでは、形状を考慮した金ナノロッドの粒子径分布測定の事例を紹介します。