最先端材料を支える粉体技術において、分散状態のコントロールは非常に重要であり、最適な分散状態を作り出し、正しく高精度で把握するには多角的な分析が必要となります。2023年に開催した同セミナーは、初回500名満席、その後、2回のアンコール配信もおおむね満席となり、大好評いただいたセミナーを今回、さらにパワーアップしてお送りいたします。あらかじめ講演企業5社にて、同一材料粉体の表面処理・分散処理・計測・評価・数値化までを実施しており、その内容をセミナーでご紹介します。現場でのお困りごとを解決できるような一連の操作を、基礎から応用まで学んでいただける一日をご提案します。さらに、対面でご参加いただいた方には実際に測定を間近で見ていただけます。みなさまのご参加をお待ちしております。
三好化成は、シリコーン処理、アミノ酸処理、エステル処理など、各種の化粧品用表面処理技術を次々と開発し、化粧品用表面処理顔料を幅広く提供している。本セミナーでは、高い分散性を特徴としたMibrid 処理製品を中心に三好化成製品を紹介する。また、粒子分散評価セミナー2025 全体で実際に評価した表面処理製品と試験の概要について説明する。
三好化成株式会社 製品開発部 峯 裕資様
原材料などに用いる粒子を細かくするには、粉砕や分散は重要な工程になる。粉砕機・分散機は様々な種類があるが、粒子を安定的に細かくするためには機械や条件の選定が必要になる。粒子を安定的に細かくできるビーズミルの特徴や粉砕・分散技術について説明します。
アシザワ・ファインテック株式会社 微粒子加工課 課長 遠藤 敦大
粒子分散系の分散性評価手法として、レオメーターを用いた粘度測定、動的粘弾性測定の手法とデータの見方を解説する。また、経時安定性評価に使用可能な近赤外光強度を利用して粒子の移動、凝集などの変化を可視化する装置を紹介する。
英弘精機株式会社 物性・分析機器事業部 古閑 篤史様
粉体を分散させる際、粉体と溶媒の相性を事前に把握することは重要であるが簡便に数値化可能な手法は多くはない。また分散体を希釈せず高濃度のままで分散性・分散安定性を数値化可能な評価原理も少ない。パルスNMR(TD-NMR)により表面処理が異なる金属酸化物粉体とシリコーンオイルとの相性(濡れ性)や分散性を評価した実例を用いて紹介する。
マジェリカ・ジャパン株式会社 代表取締役 東北大学多元物質科学研究所 客員准教授 池田 純子様
HORIBA は粒子径分布を軸に様々な粒子解析技術を提供しています。本講演では、レーザ回折/ 散乱法、動的光散乱法、パーティクルトラッキング法、遠心沈降法、画像解析法などの複数の手法について、それぞれの原理や特長、アプリケーションを紹介します。また、HORIBA の最新の製品についても言及します。
株式会社堀場テクノサービス 分析技術本部 白澤 諒太
9:30 - | 受付開始 | |
10:00 - 10:05 | ご案内・ご挨拶 | |
10:05 - 10:35 | 講演1「三好化成表面処理製品のご紹介」 三好化成株式会社 製品開発部 峯 裕資様 | |
10:35 - 11:20 | 講演2「ビーズミルを用いて粒子を安定的に微細化させるナノ分散技術について」 アシザワ・ファインテック株式会社 微粒子加工課 課長 遠藤 敦大 | |
11:20 - 11:30 | 休憩 | |
11:30 - 12:15 | 講演3「高濃度粒子分散系の分散性評価と安定性評価手法」 英弘精機株式会社 物性・分析機器事業部 古閑 篤史様 | |
12:15 - 13:00 | 昼休憩(会場受講の方は弊社にてお弁当を用意いたします。) |
13:00 - 13:45 | 講演4「パルスNMRによる微粒子界面評価および高濃度分散体における分散条件の検討」 マジェリカ・ジャパン株式会社 代表取締役 東北大学多元物質科学研究所 客員准教授 池田 純子様 | |
13:45 - 14:30 | 講演5「分散性評価のためのHORIBAの粒子計測」 株式会社堀場テクノサービス 分析技術本部 白澤諒太 | |
14:30 - 14:35 | ご案内 | |
~オンライン受講につきましては、以上で終了とさせていただきます~ | ||
14:35 - 15:00 | 休憩 | |
15:00 - 16:45 | ラボツアー | |
16:45 - 18:00 | 意見交換会 |
定員に達したためお申し込み受付を締め切りました。
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