Particle Characterization

高濃度での粒子径分布測定

粒子分散の真の姿を捉える

溶媒に分散された粉体材料の性能を設計通りに発現させるには、分散状態の制御が重要になります。一次粒子まで分散した良い分散状態にあるのか、または凝集物が存在している不十分な分散状態なのかを把握する代表的な方法が、粒子径分布を測定することです。粒子径分布を測定する手法の中でも、光散乱を用いるレーザ回折/散乱式の粒子径分布測定装置は、短時間で簡便に粉体全体の平均の様子を把握することができる手法です。
しかしながら、通常、レーザ回折/散乱式の粒子径分布測定装置で測定する場合、試料を十分に希釈する必要があります。特に原液が高濃度の材料の場合、高濃度での分散状態を把握したいにも関わらず、測定時には大きく希釈を行う必要があり、希釈による分散状態の変化が懸念されます。

本アプリケーションノートでは、高濃度セルを用いた粒子径分布測定事例を示します。

Partica LA-960V2
Partica LA-960V2

【粒度分布】レーザ回折/散乱式粒子径分布測定装置 LA-960シリーズ

高濃度低粘度セルユニット
高濃度低粘度セルユニット

原液(希釈なし)または原液に近い状態で測定できます。

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