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酸化グラフェンの粒子径分布測定
酸化グラフェンは高いアスペクト比と高表面積を持つナノ材料であり、他のナノ炭素材料では難しい高い分散性を持つことから機能性材料への応用展開が研究されています。本アプリケーションでは酸化グラフェンを遠心沈降法で分析した事例を紹介します。
酸化グラフェンは、厚み約1 nm、シート長は数~数十ミクロンで高いアスペクト比・高表面積を持つナノ炭素材料です。これまで水溶液中の分散が困難であった他のナノ炭素材料(カーボンナノチューブやグラフェン)と比較して、高い分散性があります。これによりさまざまな材料との複合化が容易になり、次世代電池材料などの各種機能材料用途への展開が研究されています。
本アプリケーションノートでは、このように応用研究が現在広がっている酸化グラフェンの粒子径分布測定の事例を紹介します。
遠心式ナノ粒子解析装置