堀場製作所グループの愛宕物産 4月1日から「株式会社 堀場ジョバンイボン」に社名変更

|   ニュースリリース

主に、当社グループ企業の光応用製品開発の中核メーカー、ジョバンイボン社製品の技術営業で国内とアジアでの事業展開を担う、愛宕物産株式会社(本社:東京 社長:石田耕三)は、4月1日から現社名を『株式会社堀場ジョバンイボン』に変更します。
グループのオペレーションヘッドクオーターである当社と、取扱い製品メーカーであるジョバンイボン社の名を冠することで、両社ブランド力と連携力を前面に打ち出し、シナジー効果をフル活用した光応用コンポーネントならびにその関連製品の専門企業へ発展することを狙いとして、4月からスタートさせます。


当社では、『世界トップレベルの分析計測メーカー』を目指し、将来に向けた市場ニーズに対応さらに新たな市場創造のために、技術シーズの拡張・醸成ならびに新規分野開拓のため、M&Aや提携さらに競合企業とのアライアンスなどを積極的に推進する事業展開をはかり、現在38社のグループ企業体となっています。

この中に、半導体部品のように微細化微小化の方向にある市場に対応する技術シーズの取り込み育成のために、1997年、光応用特に分光分野において世界的に高い技術レベルが認知されている、フランスのジョバンイボン社を買収しグループ傘下におさめ、微細・微小分析で鍵となる光を使った分析技術シーズを持つこととなりました。これを、半導体分野だけでなくグループ企業の各専門分野へ応用展開し、対応市場の拡大をはかる事業展開をしています。

一方、ジョバンイボン社買収に引き続き翌年(1998年)、同社の日本国内の総販売代理店である愛宕物産(株)を買収し、分光分析における技術シーズだけでなく、営業シーズおよびマーケティングシーズも取込み、当社半導体営業部門と連携融合するなど、開発から販売までグループ内でリソースの活用を推進しています。

今回、グループ内に持つ”ブランド力”というリソースの活用の面から「愛宕物産」の社名を、グループヘッドクオーターとしての当社「堀場製作所」と、光分光の代名詞「ジョバンイボン」を冠し『堀場ジョバンイボン』に改称することとしました。分光分析に関する専門家集団として、従来から得意とする日本の顧客ニーズに適したアプリケーション技術に加えて、当社の生産技術とジョバンイボン社の基礎開発力を融合させ、同分野で圧倒的優位な事業を展開し、分光応用製品で唯一の技術専門商社への成長を期待しています。


参考資料

  • 愛宕物産株式会社 会社概要
    新社名:株式会社 堀場ジョバンイボン(2002年4月1日より)
    (HORIBA JOBIN YVON CO.,LTD.)
    事業内容:分光分析機械、分光素子輸出入・分光分析装置などの製造・販売
    設 立:1955年4月
    資本金:5750万円(当社全額出資)
    代 表:石田 耕三(当社専務取締役 )
    所在地:
    • 本社:東京都江戸川区北葛西4−13−4
      TEL:03-5667-7351 / FAX:03-5667-7355
    • セールスオフィス:東京都千代田区東神田1−7−8
      TEL:03-5823-0140 / FAX:03-5823-0144
    売上高:22億300万円
    社員数:50名


(備考) 住所、電話番号等の変更はありませんが、ホームページアドレスは同日4月1日から、次のURLに代わります。


<ご参考>

  • ジョバンイボン社(JOBIN YVON S.A.)
    フランスに本社を置き、当社グループの分光分析技術の中核を担う。
    1819年創業とヨーロッパで最も長い歴史をもつ光学機器メーカー。世界トップレベルの光技術力と強いブランド力をもち、社名の「ジョバンイボン」は光分光の代名詞となっている。1997年に当社が買収。
    現在、半導体分野を中心に当社グループとの共同開発を展開中。
     
  • 分光分析
    半導体・医学・科学等幅広い分野で、微細・微小な領域において必要とされる分析。光全体から必要な波長の光を取り出して分析する。
    ジョバンイボン社は光を波長ごとに分ける、分光器の世界トップメーカー。
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