透過ラマン分光装置

粒子径、試料の均一性・配向の影響なく、錠剤中の有効成分を測定可能!

近赤外吸収法よりも試料の粒子径や添加剤量に影響を受けにくい「ラマン分光法」。 顕微ラマンなどの表面散乱光の観察ではなく、ラマン光を数 mm の領域で透過測定する光学系を設計することで、錠剤中有効成分の短時間かつ高精度な測定を実現しました。

透過ラマンでできること

医薬品有効成分(API) の濃度
結晶多形 (Polymorph) 解析
粉末の組成と純度
含量均一性の評価
液体試料測定

透過ラマン光学イメージ

ラマン分光法とその他定量試験法の比較

ラマン分光法近赤外吸収法HPLC
試料ダメージ○(なし)○(なし)×(あり)
測定時間○(数秒~数十秒)△(数分)×(数分~数時間)
定量精度
試料形状・容器の影響×
薬局方への記載JP17 第二追補収載 (2019.6.28)
アメリカ薬局方(USP)
ヨーロッパ薬局方(EP)
日本薬局方(JP)
アメリカ薬局方(USP)
ヨーロッパ薬局方(EP)
日本薬局方(JP) 
アメリカ薬局方(USP) 
ヨーロッパ薬局方(EP)

多形スクリーニングに利用されるマルチウェル自動測定システムでは、マルチウェルプレートの位置情報などの条件を読み込み自動測定を行います。多変量解析機能により、各セルのスペクトル解析を行うことができます。 例えば、相対湿度が制御できなければ結晶の含水度が変化するために擬似多形の相が変化するなど、条件下により、特定の多形体から別の多形体に非常に簡単に転移することがあります。 他に、補形薬と医薬活性成分との混合や錠剤を圧縮する製造条件が変わると含水量や結晶形が変化することが知られています。 製品の製造過程における結晶形管理(結晶転移の評価)にもラマン分光が利用されています。
自動測定から、多変量解析まで、使いやすいインターフェース


錠剤の品質管理(薬理活性物質の定量分析)

複雑な組成の試料でも各成分濃度を算出することができ、またそれぞれのスペクトルを取得しているため、定量分析以外の解析にも活用できます。


透過ラマン分光装置オプション

サンプルプレート錠剤、カプセル専用プレート
ソフトウエア21CFR part11対応 
その他Laser Class1 対応,CE,RoHS対応
IQ/OQドキュメント/証明書/トレーサビリティ証明書

顕微ラマンにもオプションユニットを付けることで透過ラマン測定ができます
透過測定オプションユニット